別府には、美術館や博物館といった文化施設がたくさんあります。今日ご紹介するのは、「大分香りの博物館」。香りをテーマにした、とてもユニークで見応えのあるミュージアムです。
香りに関する貴重な展示が揃った「大分香りの博物館」
館内に入ると、柑橘系のよい香りが漂っています。エントランスにあるこちらの香水の入れ物は、博物館のシンボルになっているそうです(ダン・ラニュイ 1925年の香水瓶で、収蔵品の中でも最も有名な香水瓶です。濃い青の色に金箔が飾られています)。
大分香りの博物館は三階建てになっており、フロアによって展示内容が変わります。
1F 香りプロダクトギャラリー
– 香りファクトリー
-世界の香水を集めたギャラリー
-ミュージアムショップ
2F 香りのヒストリーギャラリー
-香りをサイエンスの視点から紹介や、貴重な歴史資料を中心に“香り”に関する歴史を紹介
3F学びと癒しのギャラリー
-調香体験工房
-アロマ体験ルーム
多彩な内容で楽しめる1F
まずは1Fから散策。香水瓶がずらりと並んでいます。見たことがある身近な香水から、歴史ある貴重な香水まで、展示はバラエティ豊かです。
こちらはエジプトの香水瓶。すべてがガラス細工の一点物で、紀元前4000年ごろから作られていたと言われています。
奥へ進むと、有名な香水の歴史を学べる展示がありました。
香水ボトルの設計図など、普段目にすることのない貴重な資料が揃っています。
こちらのコーナーには、調香のために使用される香りのボトルが並んでいます。
このようなタンクで香水は作られるそうです。日頃何気なく使用している香水の製造過程が細かく説明されているので、興味を引き立てられます。
日本の香りの歴史をたどるパネルも。
カテゴリーごとに分類された多種多様な香水の香りを、実際に嗅ぐことができます。
香りの歴史を学べる2F
二階では、様々な国の香りの歴史を学べます。ちなみに、ミイラにも香水が使用されていたのだとか。
ヨーロッパの貴族のお部屋を模した展示スペースです。
戸棚の中には、CHANELの香水に関する展示がありました。
日本の香水についての展示物も揃っています。
こちらは、3世紀から7世紀に作られた、歴史ある香炉です。
3Fは家族で楽しめる体験型フロア
三階は、アロマルームや調香できるお部屋のある、体験型フロアとなっています(アロマルーム、調香体験は事前予約が必要です)。香りに関する書籍を集めたコーナーもありました。
こちらはお土産売り場です。アロマが焚ける瓶、香水、香りつきハンドクリーム、お香など、プレゼントにも最適なお土産がいっぱいあり、かなり充実しています。
■調香・アロマルーム・匂い袋を作る体験の予約はこちらから
Web:http://oita-kaori.jp/experience/experience.html
電話:0977-27-7272
■「大分香りの博物館」基本情報
住所:大分県別府市北石垣48-1
営業時間: 10:00-18:00(受付最終17:00)
入館料:大人500円、大学生・中高生300円、小学生200円
休館日:12/31、1/1(併設カフェは日曜定休)
Comments are closed.