別府「鬼山地獄」はワニが間近で見られる大迫力の必見スポット

様々な奇観を呈する源泉をめぐる「地獄めぐり」は、別府に来たら外せない定番の観光メニュー。本日ご紹介する「鬼山地獄」は、そのなかでも湯けむりに囲まれて暮らすたくさんのワニを間近で見られる、一風変わった人気スポットです。

別府地獄めぐりの「鬼山地獄」とは

鬼山地獄は別府地獄めぐりの地獄のひとつで、地下187メートルから湧き出ている源泉です。入場料は大人400円ですが、別府地獄めぐりの共通観覧券(大人2,000円、高校生1,350円、中学生1,000円、小学生900円)で入ることができます。

鬼山地獄のお湯は99.1度と高温で、もくもくと立ち上る湯けむりがいかにも地獄らしい雰囲気を醸し出しています。湧出量は1時間に8トンと膨大。1日で約200トン近くのお湯が毎日湧き出ています。近隣の温泉街には鬼山地獄の湯を使用した温泉を楽しめる宿や浴場もいくつかあり、リューマチ、腰痛、神経痛、痛風、皮膚炎などに対する効能があると謳われています。

入口にはこんなモニュメントも。なんとこちらのモニュメント、終戦まもない1948年に設置されたずいぶん歴史あるものだそうです。

ワニの餌付けは迫力満点

鬼山地獄といえば、たくさんのワニを間近で見られる別府随一のユニークなスポットとして有名。ファミリーの観光客にとても人気です。鬼山地獄では現在、温泉熱を活用して70頭ほどのワニが飼育されています。

鬼山地獄でワニの飼育がはじまったのは1923年のこと。いまはクロコダイル科とアリゲーター科のワニがいます。

一番真ん中の水槽にたくさんのワニが飼育されていて、こちらの水槽で餌やりのパフォーマンスが行われています。

普段はおとなしいのですが、餌の時間になるとソワソワし始めるワニたち。餌が見えた瞬間にジャンプして飛びつくシーンは非常に迫力があります。なかなか見られない光景なので、この時間に合わせていくのがおすすめです。

ワニの餌付け時間:水曜10:00、土日10:00・14:30(ただし2020年9月現在、新型コロナウイルスの影響で不定期の実施となっています)

敷地内にあるこちらの建物は、マレーシア・サラワク州の伝統家屋を再現した国内唯一の建造物。この建物の中には、鬼山地獄で一番初めに飼育された大きなワニの模型があり、見ごたえがあります。また生まれたばかりの小さなワニの飼育も行われていて、至近距離で観察できます。

鬼山地獄周辺は温泉街の雰囲気たっぷり

鬼山地獄周辺は湯けむり漂う温泉街となっており、散策に最適です。鬼山地獄から湧き出ている湯気で蒸した卵や野菜を食べられるお店などもあります。

地獄蒸し卵は塩をつけないでも塩っけがあり、温泉の香りもしっかりついていて、とてもおすすめ。ぜひ試してみてください。

【鬼山地獄の詳細】
住所: 〒874-0045 大分県別府市大字鉄輪625
営業時間: 8:00-17:00
ホームページ: https://oniyama-jigoku.business.site/
※駐車場あり

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