大分別府の定番お土産♡しっとり甘い焼き菓子“ざびえる”をティータイムに

伝統あるものから個性的な一品まで、有名なお土産が多い別府。その中でも今回は、大分銘菓として一番先に名前が上がるほど愛されている「ざびえる」をご紹介します。西洋菓子に和菓子の技術を活かした和洋折衷のお土産を検証してみました!

「ざびえる」と聞いて思い浮かぶのは、歴史で学んだフランシスコ・ザビエルですよね。こちらのお菓子も、そのフランシスコ・ザビエルの名前が由来です。
でも、なぜフランシスコ・ザビエルが大分の地で有名なのでしょうか。お菓子をいただく前に、その歴史について少しだけお伝えいたしますね。

 

お土産から大分の歴史を振り返り

1551年、天文20年に豊後の国を訪れたフランシスコ・ザビエルは、大友宗麟の庇護を受け、神の教えを広めるとともに小学校や大病院を次々に設立し、府内の街に南蛮文化の花を咲かせました。その功績を称賛し、こちらのお菓子に「ざびえる」という名がつけられたそうです(引用:http://www.zabieru.com/xavier/)。

ちなみに、大友宗麟も現在の大分県豊後で生まれ、キリスト教を信仰していた一人。海外貿易などで国を盛り上げた大名で、大分でもとても有名な歴史上の人物です。

 

戦国時代からの歴史ある南蛮菓「ざびえる」は、時代を超えた今も変わらない人気商品で、大分県内のお土産売り場では一番売られているお菓子です。
黒地に赤いラインの入った高級感あるパッケージを開けると、金と銀の2種類の個別包装になっています。

リッチな風味で優雅なティータイムを

銀色の包装はバターをたくさん使用した洋風の生地の中に純和風の白餡、金色の包装はほんの少し大人な味に仕上がったラム酒漬けのレーズンを刻みこんだ白餡が入ったタイプです。

まずは銀色、プレーンの白餡入りを食べてみました。

ぎっしりと詰まった和風の白餡の甘味と洋風のバター風味の生地が絶妙です。とても安心する、どことなく懐かしい味ですが、和菓子感はそれほど強くありません。紅茶との相性もばっちりでした。

続いて金色、ラムレーズンを刻み込んだ餡入りを実食。
口に入れた途端にほんわりとレーズンの香りが広がります。ラム酒の風味も鼻に抜けてくれるので、お酒が苦手な方にもおすすめです。ミルクが欲しくなるような味ですが、少しだけアルコール感があるので小さなお子様は控えたほうが良いかもしれません。
ティータイムはもちろん、大人の愉しみとしてお酒に合わせてみてはいかがでしょうか。

 

発売当初から50年以上も愛されている大分銘菓「ざびえる」。
生地のバターと中身の白餡が主張しすぎず絶妙に絡み合う、どことなく懐かしさを感じるお菓子です。どの年代にも好かれそうな和洋折衷の味わいで、お茶請けにもぴったり!

もちろんそのままでも美味しいのですが、食べる直前にほんの少しオーブントースターで温めると、外はさっくり、中はしっとりと食感の違いをより一層楽しめます。
夏場には冷凍して半解凍したものもおすすめです。

 

何を買おうか、どんなものが好みなのだろう?喜んで欲しいからこそ、お土産選びは悩んでしまいますよね。そんな時には、こちらのお菓子を贈ればきっと間違いありません!
別邸はる樹から近い観光スポットのお土産売り場をぜひ覗いてみてください。手荷物が多くなってしまいそうなら、公式オンラインストアから購入することも可能です。

 

ざびえる
公式HP: http://www.zabieru.com/xavier/

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